Beyond Visibility

不思議現象を「根拠を持って」科学する

2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

多次元宇宙14

マスメディアに仕込まれる「麻薬」 心霊現象やUFOなどの超常現象を扱ったTV番組は、そのほとんどがバラエティ番組に分類される。いわゆる教養番組でそのような分野を真正面から扱ったものは余り見かけない。そのこと自体は目くじら立てて問題視する必要はな…

多次元宇宙13

これと同様に、パラレルワールドの住人との意思疎通の可能性は考えられないだろうか。パラレルワールドといっても、この宇宙内の惑星などというのに比べると具体的に頭に思い描くのが難しく、ましてそれとの通信となるとどのような手段が有効なのか現時点で…

多次元宇宙12

多次元宇宙の研究そのものは、遅くとも相対性理論と電磁気学との融合を目指した前世紀初頭の研究に端を発したのであり、その後1世紀が経過しているとは言うものの、実際に観測の可能性が議題に上ったのはつい最近のことである。理論的に存在の可能性がある…

多次元宇宙11

多次元で構成される宇宙。多次元性は、量子力学と相対性理論を無矛盾に統合する超弦理論の整合性の為には不可欠なのであった。ところでこの多次元性は、どのようにして実証されるのであろうか。余剰次元の存在があってはじめて得られるような観測結果を、我…

多次元宇宙10

多次元世界についての別の捉え方もある。21世紀になって打ち上げられたWMAPと呼ばれる人工衛星により、非常に高エネルギーの火の玉としてスタートした初期宇宙のエネルギーの残光である背景放射の角度分布が高い精度で測定された。地球からどの方向にどの程…

多次元宇宙9

このような事情から、標準理論のアップデートへの期待が物理学者の胸の内にくすぶり続けている。しかし何と言っても現代物理学が抱えるより大きな問題は、各々が大成功を収めている量子力学と相対性理論とを無矛盾に融合することができず、統一された一つの…

多次元宇宙8

やや唐突に大風呂敷を広げられた観があるも知れないが、科学の歴史は「まさか」の歴史でもある。地動説支持を打ち出したガリレオに対する当時のキリスト教会の仕打ちは好例で、観測結果に新奇な理論的解釈を与えた者が、当該もしくは関連分野の古参や大御所…